KUMIKOOGURA

DIARY

PROFILE

小椋 久美子

フランスオープン2024 

2024/03/11

フランスオープン2024の解説をさせて頂きました。

今年のパリオリンピックと同じ会場で行われた今大会。

どの選手にとっても意識する大会になり、熱い戦いが続きました。

かなり風の影響を感じる体育館だなぁというのが私の印象です。

シャトルの飛びも感じるし、ショットをコントロールするのが難しそうでした。

 

本番は気候や湿度も違うので、環境が同じではないかもしれませんが、この会場で試合が出来たことは、イメージや感覚を掴むのにはすごく意味があったなぁと思いました。

 

その中で、山口茜選手の復活は嬉しかったですね!

長期離脱していた怪我から復帰したのが今年の1月の大会から。

一番心配していた動きの部分が、確実に上がってきています。

ショットの質やタイミングの外し方、予想外の閃きなどは世界トップレベルなので、正直そこは心配していなかったです。

ただ、その良いショットを打つためにはシャトルの近くに身体を近づけないといけないので、思うように動けないとそこが焦りに繋がらないかと心配でした。

でも、今大会は東京オリンピックの金メダリストを破って、決勝の舞台に勝ち進むだけ実力が戻ってきましたし、一番良くなったと感じたのは動きのスピードの強弱がハッキリしてきたこと。

読み能力もかなり高いのですが、試合から離れていた分予想することに思い切れなくなるし、スピードをあげるタイミングも迷ってしまいます。

それが、かなり良くなっていました。

本来の怖さや武器である、動きのスピードが戻ってきた、そういう印象でした。

まだまだ山口選手はもう一段階上げられます。

これまでの楽しそうにバドミントンをしている茜ちゃんが見られて、すごく嬉しかったです。

 

 

そして、志田、松山ペア。

あえてここでは準優勝おめでとうとは言いません。

本気で世界ランク1位に挑みにきて、最後の1点の取る難しさを感じて、この負けが一番悔しいのは2人だからです。

 

4月から始まったオリンピックレース中に、彼女達が苦しんできた時間を何度も見てきて、本当に1つ1つ階段を登ってきたような、近そうで遠かった位置に自分達の力で、今の強さまで昇り詰めました。

実力があるのに勝てない、悔しさやもどかしさがすごいあったと思います。

 

あの頃の彼女達から、これまで追いかけていたような存在の中国ペアに、今は互角で、しかも脅威を感じさせる相手になっていることは間違いないんです。

試合前の表情を見ていても、今の2人は勝てると思える自信がすごくある。

悔しい試合になったけれども、確実に強くなっていると思うし、オリンピックに向けての手応えを感じられたのは、すごくプラスだと思います。

あと少しの壁。2人なら大丈夫だと信じて見守りたいです。

 

そして、オリンピックの出場権争いが、あと2ヶ月弱で終わります。

色んな立ち位置にいる選手達の心境は様々です。

最後の最後まで諦めないで戦い抜いてくれることを願っています。

 

 

 

今回、決勝の解説は大好きな後輩で大親友のえりちゃんと一緒でした!

話足りない気がしたので、解説前にご飯食べて一緒にJスポーツへ向かいました。

本当に本当に幸せな時間でした。

また、いつか一緒に解説が入れることを楽しみにしています。