PROFILE
先週行われたNHK杯!!
男子フリーでの羽生選手の演技。
テレビで見ていて、終盤にかけてゾクゾクしている自分がいました。
本当にすごい選手だなぁと、言葉にならなかった…
私は、羽生選手が魅せる演技しか目にする機会がないので
美しい演技に魅了されることでどんなことも簡単に出来る
更に何でも完璧に出来る選手という印象しかなかったです。
インタビューで、
試合当日の朝の練習は『怪我したくない』といつもとは違う緊張感があったり、
『ネイサン・チェン選手の幻想と戦っていた』と答えていたのを聞いて
常に目に見えないプレッシャーと戦っていたんだと知りました。
非凡な才能の選手でも、どの選手も感じる感覚や不安の毎日を過ごしている。
そして、この才能は努力によって作られているんだなぁと。
私個人としては、何だか少しだけ身近に感じられるような気持ちになれました。
終盤の演技、ミスからの構成を変える。
その冷静さはもちろん、体力も落ちてくる中で強度をあげることはミスへのリスクにも繋がると思います。
普通、点数などを考えるとその後のミスを減らして完成度を求めそうなところを強気な判断をして成功させた。
ミスなんてした後、あたふたしてしまう心理状況になると思うのに、羽生選手の顔が闘争心の表情に変わったように感じたのは私だけでしょうか?
怪我の不安も抱えている中でも高みしか見ていない、常に挑戦者の気持ちを持ち続けている羽生選手の格の凄さを見せつけられました。
ライバルになる選手の存在を意識しすぎて気になり、焦りから本来の自分を見失うときがあるけど、
原点に立ち戻ったように、自分のやるべきこと、自分の誇れるものを信じて
突き進んだ結果が終盤の心の強さに繋がっていたように感じましたね。
どこまで進化してくれるのだろう。
選手としての極限を常に見せてくれる羽生選手の、演技の美しさだけでなく、ストイックさにもみんな惹かれるんだと思う。
グランプリファイナルのネイサン・チェン選手との直接対決が楽しみです。
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